IDOLY PRIDE(アニメ)
終始「長瀬麻奈というアイドル」を軸として進行し,ブレがないが,反面キャラクターに関するストーリーはほぼカットされている 特に後半にかけての畳みかけは密度が高く,最終話の出来は本当に見事だった
ゲームのストーリーがテキストとボイスの物量で話を進めようとする(特に星見編はこの傾向が強い)に対し,アニメとしての表現として動きとカメラワークで表現しようとする器量が感じられたのもポイントが高い(ただしライブの3DCGはなぜかカクカクしている)
個人的に気に入っているのはさくらが自身の心臓移植について,誰の心臓であるのか明言を避けつつ,心臓をくれた誰かに感謝して歌うと発言したシーンで,ゲーム版(原作?)においては長瀬麻奈の心臓であると明言してしまっていて,自分たちの内輪の真実と世間一般の真実を区別できておらず強い違和感が残るシーンになってしまっていて残念だった